令和から平安の時代へ。
1200年以上も昔の
悠久の歴史に触れる3時間の旅へ。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代の、さらに昔のことである。
更木地区の山の中に、
1200年以上も前に旅人をもてなした道寺(無料宿泊所)があった。
その寺は陸奥の特産である馬や砂金、漆などを京の都に運んだとも伝えられる
古道「あづま海道」にあったという。
令和から平安の時代へ。
地域の歴史にも触れながら、悠久の時を3時間でのんびり訪ね歩くタイムトリップ。
晩秋の風に吹かれ、木々のざわめきに耳を澄まし、
木漏れ日のぬくもりに癒やされながら、
平安時代の旅人の気分を味わってみませんか。
更木地区の名所・史跡をめぐりながら
全長約5.6kmをのんびりウォーキング。
【経路】
<9:00>更木地区交流センターにて開会式・出発 ➡ ①更木しらゆり公園 ➡ ~休憩~ ➡ ②正覚院 ➡ ③大竹廃寺跡 ➡ ~休憩~ ➡ ④臥牛寺 ➡ <11:50>臥牛担い手センター到着 ➡ ~バスで移動~ ➡ <12:00>更木地区交流センターにて焼き芋や桑茶のおもてなし
【見どころ】
更木地区交流センターを出発したら、まずはのどかな田園風景の中をウォーキング。
見どころ①
更木しらゆり公園
「きたかみ景観資産」にも認定された、地域を一望できるビュースポット。春は桜や芝桜、夏はゆりの群生、そして秋には金色の稲穂と、自然豊かな更木の四季を色鮮やかに楽しめます。みなさんが訪れる11月は、晩秋の山里の風景をご堪能ください。
「更木しらゆり公園」の後は休憩をはさんで、いよいよ1200年以上も前に、陸奥の特産である馬や砂金、漆などを京の都に運んだとも伝えられる古道「あづま海道」へ。
見どころ②
正覚院
伝説によると、この地域に住みながら大和朝廷に抵抗していた蝦夷(えみし)の首長・悪路王(あくろおう)が征夷大将軍・坂上田村麻呂に討ち取られたため、その弔いとして建てられた寺が起源だそう。その後、時代を経て周辺集落内の火災で類焼し、現在は地蔵堂のみが残っています。
見どころ③
大竹廃寺跡(県指定文化財)
1200年以上も前、旅人をもてなした道寺(無料宿泊所)が「大竹廃寺跡」。標高180mの山頂付近に平安時代後期に建てられた巨大な寺院の跡が確認されており、昭和53年に県指定文化財に。周辺には「はたご山」「どうじが洞」の地名も残っており、「あづま海道」を通る多くの旅人がこの場所で体を休めていた歴史をしのばせます。
【あづま海道 とは?】
「あづま海道」は東北地方を南北に貫く平安時代の官道(公道)であり、その道の先は京の都につながっていました。ちなみに「あづま海道」の道は宮城県の多賀城から北上川をさかのぼり、磐井・江刺を経て北上川の東岸(稲瀬・立花・黒岩・更木地区)を通り、稗貫・紫波へと続いており、その歴史を未来につないでいこうと地域住民の有志が道を管理・整備し、現在に至っています。
見どころ④
臥牛寺(ふしうしでら)
古くから地域の人々の心のより所とされてきたことから、長い歴史の面影を残し、今も大切に守られている寺です。また、当国三十三観音のうち二十二番目の札所としても知られ、日ごろから地域住民だけでなく多くの参拝者が訪れます。
お楽しみスポット
更木地区の新しい名物として人気! 今回のルートの近くには、11月初旬頃に見頃を迎えるイチョウの木も。色づいていれば金色に染まるイチョウの木が見られるかも!?
ゴールには疲れを癒やすおもてなし!
更木地区の中山間地域を盛り上げようと活動する「更木地区中山間組合」のみなさんがホクホクの焼き芋でおもてなし。もちろん、更木名物・桑茶もご用意!
案内人はこの2人!
海野義範(写真左)
プロスキーヤーから転身して、更木地区で400年以上の歴史を刻む「永昌寺」の住職に。日頃からお寺を地域の交流拠点にしようと積極的に活動しており、1年に4回開催される「寺子屋」という取り組みでは地域の子どもから大人までが集い、さまざまなイベントを開催。春の散策イベントでは「あづま海道」や「大竹廃寺跡」もウォーキング。
平野直志(写真右)
地域の交流の場である更木地区交流センターのセンター長を長年にわたって務め、現在は「更木活性化協議会」の会長として地域を盛り上げる活動に従事。また、「北上あづま海道歩く会」の副会長として10年以上にわたってその歴史を未来につなげる活動にも尽力。現在も「あづま海道」の管理・整備などに精力的に取り組んでいます。
北上駅からバス送迎もあり!
ご希望の方はお申込みの際にその旨お伝えください。
11/3開催! 「更木 発見!! ウォーキング」参加者募集!
開催日時:2022年11月 3日(木・祝) 9:00~12:00
集合場所:更木地区交流センター(岩手県北上市更木12-151-1)
参加費:500円(小学生以下は無料)
定員:20名
【受付終了】お申込み・お問合せ: Tel 0197-66-2569(更木地区交流センター 平日 9:00~16:00) ※ 定員に達したため参加申込を締め切らせていただきました。
主催:更木活性化協議会
共催:更木町振興協議会、㈱更木ふるさと興社、更木地区中山間組合
※ウォーキング、ハイキングできる方ならどなたでもご参加いただけます。※小学以下の方は保護者同伴でご参加ください。※お申込みいただく際に血液型、携帯電話番号、メールアドレス、緊急連絡先(氏名・電話番号)をおうかがいいたします。
バックストーリー
昨年末に開催「更木のこれから」ワークショップの
アイデアがカタチに!
「更木活性化協議会」では、地域課題を踏まえて「更木のこらから」を見つめ、課題解決につなげるためのさまざまなアイデアをみんなで出し合いカタチにしていこうと、昨年末に「更木のこれから」ワークショップ(全3回)を開催しました。
今回の「更木 発見!! ウォーキング」は、そこから誕生したアイデアです。(詳細は活動リポートをチェック!⇨ 更木のこれからワークショップvol.3)
初めてのチャレンジとなりますが、「まずトライしてみよう!」という精神で今回の開催となりました。その第1弾は、1200年以上も前に東北の地と京の都を結んでいた「あづま海道」にある寺の跡へ。「史跡の里」としても知られる“更木”ならではのロマンあふれるウォーキングです。企画した私たちも楽しみにしています。みなさんもぜひご参加ください!
更木ウォーキング参加したいけど、歩く事にめちゃくちゃ不安があって、迷惑かけちゃうなあって悩んでます。
永昌寺さんのお向かいの田圃の中にあった古民家を購入して5年あまり、畑の真似事と大好きなコスモスを植えて楽しんでいます。