実施日/2021年11月21日(日)10:00~12:00
更木地区で400年の歴史を刻む「永昌寺」へ。
「SNS基礎講座・ワークショップ」が開催された翌日は、福島学院大学の木村教授や学生のみなさんを交えてSNSの情報発信のやり方についてのミーティングを実施。
「更木活性化協議会」ではfecebookによる情報発信を行っていますが、学生さん視点でそれがどう見えるのか、どういう情報があれば良いかなど、具体的な意見やアドバイスをいただきました。そうした第三者の目線を今後の情報発信に役立てて、たくさん「いいね!」がもらえるようにがんばっていきたいと思います。
また、SNSミーティングのあとは、更木地区で400年以上の歴史を刻む「永昌寺」へみなさんをご案内。
今回は永昌寺の第25世住職を務める海野義範氏にお話をお伺いしましたが、400年以上の歴史を刻むお寺ということで、話題もいきなり江戸時代へタイムトリップ。
今でこそお寺というと「葬儀や法要を行ったりお墓参りに行ったりするところ」というイメージですが、もともとはそれに加えて地域の教育や福祉、文化の拠点としての役割も担っていました。永昌寺でもかつては「寺子屋」なども開き、地域のヒトたちに読み書きを教えていたそうで、地域のヒトたちとのつながりも古く、深いお寺です。
そうした歴史もあって海野住職の1日のはじまりは、毎朝「更木地区の人々が今日も1日元気に過ごせますように。願いごとが叶いますように」と祈願することからはじまるそう。
また、海野住職は地域の有志の方たちと一緒に年4回「寺子屋」というイベントも開催。春は散策、夏は坐禅と音楽フェス、秋は芋掘りと焼き芋、冬にはプチ修行などを行いながらヒトとのつながりを深め、地域を盛りあげようと活動されています。
さらに、この日は特別に毎年春に開催される地域のお祭「更木町火防祭」で使用する神輿も見せていただきました。「神輿」と言えば「神社」に保管されているイメージですが、「お寺が保管しているのは岩手でもここぐらいでは」と海野住職は笑顔で語っておられました。それほど「永昌寺」は地域の方の身近な存在であり、頼りにされている存在ということでしょう。
しかも、通常「神輿」と言えば四角いイメージですが、こちらにあるのは「六角神輿」。「ちょっと位が高いんですよ」と胸を張る海野住職の姿が印象的でしたが、それに加えて「立派な神輿で安全を願う」地域の方たちの祭りに寄せる想いも伝わってきます。
がしかし人口減少の影響で、近年は神輿の担ぎ手が不足しているのが悩みのタネに……。近年はずっと担ぎ手を募集中だそうで、ご興味のある方はまずは春のお祭を見にきてみてはいかがでしょう!
春に開催される「更木町火防祭」の詳細は改めてお知らせしますので、お楽しみに!
(了)